ファッションでも建築でも、どんなデザインでも同じだと思う。 世間でよく見かけるものは、「見たこともない素晴らしいもの」ではなく、 「どこにでもありそうな無難なもの」だ。 そういうものをプロのデザイナーたちが金を取って作っている。 それには理由がある。 世間の多くに人が、そういった「ありきたりだけど小奇麗なもの」が、 「ステキなデザイン」であると勘違いし、満足しているから。 たとえば、一流のデザイナーた、「どこにもないユニークなもの」を提供すると、 その良さが普通の人にはわからない。 なぜなら、普通の人はデザインの良さを感じる一流の感性を持っていないのだから。